5歳の誕生日に懐古する

3月22日はぼくの誕生日。満5歳になった。ケーキでお祝いしてもらった。

思えば、体重340グラムくらいでこの家に来て、今は堂々の6000グラム。ちょっと太りすぎ。体重計の目盛りを見て、大阪の母さんが悲鳴をあげた。でもぼくは大食漢でもなければ美食の徒でもない。ま、運動不足ということでしょうか。もう中年だし、当然腹も出る。はねまわるには分別がありすぎる。

近頃、ぼくら猫族の地位も大分高くなってきたらしい。国の花とか、国の蝶とかあるそうだけど、アメリカのメリーランド州では、ぼくらの仲間、三毛猫が州の猫となった。めでたい。

さて5年一昔とはいわないけれど、ぼくも自分の半生を振り返ってみたいと思う。人間たちもメリーランド州の人々のように、あらためてぼくの存在の重みを認識してほしい。ぼくは大阪の母さん、里親母さんの「目の喜び」であり、「手の聖痕」(時々愛情こめてかみつくからね)であり、冬には「癒しの湯たんぽ」である。