日々是好日

ぼくの消夏法

猛暑日が続く。毛皮猫としては耐え難い。かといって、クーラーに頼るなど猫の邪道だ。そこでぼくのあれこれ苦しい暑さしのぎ。涙ぐましい努力を紹介しよう。

本当は庭の涼しい緑陰で、地べたに転がるのが最高だが、うったりダニをあごの下に取り付かせたのを発見され、以来庭の草むらを禁止されてしまった。

洗濯機の中(水入禁止) 
風呂フタ上(西日禁止)
焼物窯の上(火入禁止)
日本の夏(ヤブ蚊禁止)
籐かごは涼し(流用禁止)
エアコンの部屋でちぐらに入り堕落


田村病院

暑さのせいか、食欲がない。それになんだか吐き気がする。4日連続でカーペットの上に吐き散らしたので、里親はぼくの腹を見て、「ストレスかな」。診察台の上では、ぼくはひたすら頭を低くして、恭順する。先生「とても猫柄のよい猫ですね」。

先生に死ぬほど毛を梳かれて、一皮むけてしまった。先生がいうには、ストレスじゃなくて、ムダ毛がたまっているとか。単純な里親たちは、たちまちネットでごつそうな毛梳きぐしを注文する。ぼくは因幡の白兎くんの悲しみがわかった。そうそう、ぼくの健康状態は最良だった。体重はオーバーしてるが。 

健康診断書

くしと毛の排出のお薬(大好き。麦芽風味なので、ムギ飴)