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山東京伝の文化元年(一八〇四)『近世奇跡考』には、寛文期(一六六一〜七三)頃の侠者、腕の喜三郎が自分の腕を躊躇なく切り捨てたエピソードが記される。
男の気っ風を示す文様らしい。
痛そう。
文化文政期に活躍した七代目市川団十郎が三本縞とともに使い評判をとった。
市川家好みの文様として、今でも手ぬぐいなどに使われている。私的にはなかなかバランスのよいデザインだと思う。

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