藍の生葉染めのつくりかた

染めたいものの準備をする。布は水洗いしてのりを落とす。絞り染めをしたい場合は細工しておく。左はあずき豆を包んで輪ゴムと糸でとめ、糸で縫い縮めている。染める前に布は水につけて軽くしぼって、湿りけをのこしておく。

タデ藍の葉を収穫する。2番葉をとる場合は、茎と葉を少々残しておく。葉の量は、染めたいものの重量の約2倍必要。

葉に水を加えてミキサーで粉砕する。水の量は多めにして、葉は少なめにしてさっと砕く。葉200グラムに水900シーシー程度らしい。絞り汁をむし布を縫って袋にしたものか、洗濯ネットの大きめのものでこして、絞汁を容器にためる。絞りかすは袋に残しておく。それを葉がなくなるまで繰り返す。

藍の色素は空気にふれると分解しやすいので、15分程度で終了するようにする。結構忙しい。

最後に袋に残ったかすも、もんで搾り取る。手袋をしていないと、手も染まる。

 

右が絞りたての染液。

絹や毛糸 一度に染める布の分量は少なめにして、染液にすっぽりと浸け、浮き上がった部分は箸か何かで漬け込むようにする。そのまま1時間放置。その後、布を軽く絞って引き出して広げ、まんべんなく空気にふれされて酸素媒染。もう少し濃くしたい場合は再び染液に漬け直す。たっぷりの水をいれた容器に入れ、水中の酸素で媒染する。最後に流水でよく水洗いする。

木綿や麻や紙 媒染剤を使用。絞りたての染液にソーダ灰(炭酸カリウム)を箸でかき混ぜながら少しづつ入れてかき回す。次にハイドロコンクも同様にして入れる。分量は染液1リットルに各1.5グラムづつ。左は媒染剤を入れた後のもので青黒くなる。1時間おいてから布を漬け、布を軽く絞って引き出して広げ、まんべんなく空気にふれされて酸素媒染。もう少し濃くしたい場合は再び染液に漬け直す漬ける時間により、薄いグレーに近いものから濃い青まで色の幅ができる。その後たっぷりの水をいれた容器に入れ、水中の酸素で媒染する。最後に流水でよく水洗いする。

風通しのよいところで、陰干しする。

完成。木綿のTシャツに絹のスカーフ。絹と毛糸は、染液に漬ける時間を長くすると緑を帯びてきます。木綿のほうが青みは強い。

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